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Singapore Bintan

日程 2009年8月7日〜8月15日(7泊9日・1機中泊)セントレア空港発・着
旅行者 パパ・ママ・美冴・芽生・美七海
ホテル グランドセントラル(2泊・朝食付)クラブメッド・リア・ビンタン(5泊・全食事付)
旅行代金 一人 約280,000万円   合計約1,400,000円  (H・I・S)
おすすめ シンガポール ナイトサファリ 
ビンタン島  シュノーケリング   

出発まで

希望は円高をメリットに、ローマ観光を狙っていたが、さすがに5人分の旅行代金の捻出は厳しく断念。今回の旅行は3月にH・I・Sのショップで目についたパンフレットからクラブメッドを選んだ。旅行代金に飲み物代(ビール・ワイン等を含む)とすべての食事代・アクティビティーの代金が含まれているというオールインクルーシブのシステムや期間限定の様々な特典が魅力だった。延泊料金が2泊分サービスという特典があったのでそれを利用しようを思ったがこの期間は対象ではないとのこと。そこで当初の日程そのままで3日間のシンガポール観光を組み合わせることにした。
従って今回初めてパッケージ旅行ではなく、航空券等自分で手配しなければならない旅行となった。

1日目 8月7日

朝4時20分にエスティマで松本を出発。普段あまり乗っていない車であることや平成3年式で最近故障が多いなど不安要素もあったが、無事約3時間で常滑市の民間駐車場に到着。前日から始まったETC1,000円の恩恵も受けることができ、駐車場代金も記念価格の8泊7,620円。もちろん荷物も持参したためいつもより移動にかかる経費は安く上げることができた。駐車場所有のミニバンで空港へ到着。8時の開店を待って、回転寿司で遅めの朝食をとった。
シンガポール航空の航空券はインターネットでチェックイン済であったので、チケットの受け取りも飛行機の搭乗も優先的に済ませることができた。
シンガポール航空は、前評判のとおり映画やゲーム等が充実していた。パパとママはまだ日本では未公開のスタートレックやウルヴァリンが主役の「X-Men Origins: Wolverine」、子どもたちはデスノートなどを見て過ごした。昼食の豚のショウガ焼きも格別で、エコノミーとはいえ今までの機内食では最高レベルであった。
台湾に大きな災害をもたらした台風8号の影響はなく、ほぼ予定通りの午後4時30分(時差1時間)にチャンギ国際空港に到着。
パッケージではないため、自力でホテルまで行かなくてはならない。5人乗りのラージタクシーは、1回の乗車で50S$(約3,500円)という価格設定であったがホテルまでの約20分、2台で行くよりは安いだろうということでそれを拾った。
グランドセントラルはオーチャード通りのはずれに位置するが、繁華街との距離が近く低価格が魅力のホテル。チェックインを済ませ、時間節約のためホテル1Fの黄金海岸酒楼で海鮮料理をとることにした。
そこで思い思いの料理を頼んだが、美冴がケンタッキーをイメージしてフライドダック(鴨の唐揚げ)を頼んだところ、なんと鴨の丸焼きが出てきてびっくり。おいしかったので何とか食べ切れたが、その後のロブスターのバーベキュー(100g=40S$)などは必死で食べることになってしまった。支払った額も約345S$(23,500円)と相当な出費となってしまった。


手前が鴨の丸焼き

食事の後はラージタクシーでナイトサファリへ。
運転手の王さんにチケットを手配していただくことができ、午後8時からのエントランスでのショーにギリギリ間に合うことができた。ショーは、吹き矢での風船割りや口から火を噴くというシンプルなものだったがまあまあ楽しめた。
ショーの後、まずは徒歩で東ループへ。
ミミジカ・ハイエナなどの夜行性の動物が自然に近い形で飼育されており、エサもちょうどよい場所に置かれているため動物たちの様子をとてもよく観察することができた。
道沿いにあるイーストロッジで高いビールとジュースで喉の渇きを癒した後、さらにマレートラなどを見て回った。入り口へ戻ってからはトラムで園内を一周することにした。すでに午後10時30分を回っており、すでに日本語案内のトラムは終了しているとのこと、仕方なく英語のトラムにのったが困ることはなかった。最後尾が良いという情報があったので、そこへ乗り込んだ。東ループから徒歩では行けない西ループを巡るトラムからは、ライオン・キリンなどの大型動物が柵なしで観察でき、無数のヤギなどがトラム用の道路のすぐ脇に群れているので、あまりの近さに子どもたちは感激していた。
歩き疲れた後の約40分間のトラムでの見学はとても快適だった。
王さんと約束した午後11時30分にナイトサファリを後にした。    
 


ナイトサファリ入り口

炎のショー

イーストロッジで

さすがに疲れたので、ホテルに帰ってすぐ就寝。その時、別の部屋の芽生から電話が。どうやら飛行機に筆箱を忘れてきてしまったということ。入学祝いのシャープペンシルなど大切なものも入っていたため、その晩芽生は、泣き続けていたという。

2日目 8月8日

朝8時にホテルのレストランへ。格安ホテルだけあって席は自由で、すでに満席。仕方なく相席に。メニューも限られておりあまり勧められたものではなかった。
9時に王さんのラージタクシーに乗り込み、セントーサ島へ渡るケーブルカーのあるマウントフェイバーへ。その途中、王さんが安いセントーサ島のパッケージチケットを手配してくれたのだが、あいにくシンガポールドルの持ち合わせがなく両替所へ。しかし、両替所は10時開店のようでどこもクローズ。駅でやっと両替ができた。両替は、そこら辺の両替所→駅・空港→ホテル→日本の空港の順にレートが悪いようだ。
マウントフェイバーから20分ほどのケーブルカーであったが、海に向かって乗り出すような感覚で、セントーサ島観光の中ではこれが一番面白かった。
島に渡ってからは、パッケージの中のスカイタワー、4Dシアターを回った。
島のほぼ中央部にある巨大なマーライオンを見た後、無料のバスに乗ってラグーンリゾートへ。海水浴場の中にある冷房の効いたレストランで昼食をとった後、珍しいピンクイルカのショーを見学した。
再び無料バスで水族館へ。
水族館はテーマ別に様々な魚介類が飼育されていた。
中でも、八景島のシーパラダイスに似た80mの水中トンネルは見ていて飽きず、徒歩で一周、動く歩道でも一周した。午後の暑さの中ではオアシスに感じた。
予定よりも1時間ほど早く観光を切り上げて、王さんのタクシーで夕食のレストラン「COCA」のある高島屋へ。少し時間があったので必要なものをまず買った後、おみやげを探したが適当な店は近辺にはなかった。
午後6時から夕食。鶏ガラスープの火鍋のビュッフェは、あまりにおいしく、ニンジン・キクラゲ・ハクサイなど様々な野菜やエビ・イカ・ハマグリなどの魚介類を次々にオーダーした。中でも、豚肉・牛肉のスライスは一皿3・4切れ程の盛りつけであったが枚数を数え切れないほど持ってきてもらった。日本から持っていった醤油があったのでまさにしゃぶしゃぶ三昧であった。
高島屋からホテルまでは1km程なのでオーチャード通りを歩いて帰ったが、シンガポールの熱気を肌で感ずることができた。


マウントフェイバーからのケーブルカー

建設中なのは
ユニバーサルスタジオ?

マーライオン像

ピラルクの水槽前

火鍋レストラン
COCA



3日目 8月9日

シンガポールに来たからには、「世界3大がっかり」とも云われる海のマーライオン像を見なくてはならない。そこで、朝五時半にホテルを出て歩いて3kmほどのところにあるマーライオン像を見に行くことにした。
途中ラッフルズホテルの前で記念写真を撮り、地図を片手に道に迷いながら、ひたすら歩くこと40分ほどでマーライオン像を見つけ出した。まだ、辺りは暗く噴水も出ていなかったが、そんなにがっかりする代物ではなかった。
ようやく7時近くなって明るくなり、ほぼ公園の全体像がはっきりしたところで記念写真を撮り、近くのホテルで拾ったラージタクシーでホテルに帰った。

朝食をとり、風邪で来られなくなった王さんの替わりの方のラージタクシーでビンタン島へのフェリーが出るタナメラ・フェリーターミナルへ。
出国手続きなどをしてフェリーに乗船。予定通り11時10分に出航。しかし、出航して10分ほど経った頃、ガガ・ガクンといういやな音とともにフェリーが停止。船長の英語のアナウンスがあったが、どうやらエンジントラブルの模様。その後船は、何回かストップを繰り返し、通常45分ほどの航路を約2時間かかってビンタン島にたどり着いた。
途中大雨に見舞われどうなることかと思ったが、島に到着すると雨はすっかり上がっていた。
クラブメッドの送迎バスは約20分ほどでリゾートに到着。GOのみなさんが暖かく出迎えてくれた。チェックインを済ませまずはレストランへ。ビール・ワインも滞在中は飲み放題。料理のおいしさも手伝って最初から結構飲んでしまった。一休みした後はプールで一泳ぎ。
夕食の後は、GOによるコメディーショーを楽しんだ。


ラッフルズホテル

マーライオン


4日目〜8日目 8月10日〜8月14日

4日目からは基本的に毎日同じ生活リズムの繰り返し。
7時から朝食。
パパとママは8時半からシュノーケルトリップの予約に並び、9時に予約。
子どもたちはこの間洗濯。
10時からシュノーケリング。
少しプールで遊んで12時15分から昼食。
麻雀のあと一休みして、アーチェリーやテニス。
汗を流して午後7時から夕食。
といった具合だった。


ホテルの室内

麻雀ルーム

妖怪たぬきそば

アーチェリー

バースデーケーキ

パソコンの写真検索から

最終日のスイーツ



シュノーケリングへ

終わった後のバレー

★シュノーケリング

5月から9月までは毎日シュノーケルトリップのボートが10時と午後2時30分に出ているが、定員はそれぞれ20名。定員になり次第締め切られてしまうので1時間前の予約に早めに並んでいることが大事。パパはプールで一泳ぎしながら受付小屋の様子を時折みては、並び始める気配がしたら順番をとるようにしていた。西洋人はほとんど参加せず、華人がほとんどで日本人はわずかであった
シュノーケルリングのポイントは2つあるようだが条件が良いというビーチからボートで3分程度のポイントに毎日通うこととなった。
シュノーケリングの時間は45分間。初日は生憎の小雨模様。2日目が最も良く、残り2日は海流の影響で透明度がやや悪かった。
珍しい生き物としては、チョウチョウコショウダイ・ミナミハコフグ・コウイカ・ウツボなど。ハシナガチョウチョウウオやハマクマノミ・カクレクマノミなどは至る所で見られた。ボートから下りて、6mほどのドロップオフを岸に向かって20〜30mほど泳いで行ったところが最もよいポイントのように思えた。
朝食のソーセージをキープしておけばロクセンスズメ・ベラ・クマノミなどへ餌付けてみても面白い。ピラニア状態となる。

                             ビンタン島の生物


ソーセージで餌付け

左下がチョウチョウコショウダイ
シャイなため正面を向いてくれません

ウツボの幼魚

ハマクマノミのペア

黄色いのがミナミハコフグの若魚
右下はハシナガチョウチョウウオ

★アクティビティー

ゴルフについては素晴らしいコースを備えているが、わが家は経験がないためパス。でも、ホテルのそばに練習場があり初心者でもレッスンを受けることができる。
マリンアクティビティーには、シュノーケリングの他にウインドサーフィン・シーカヤックなどあるが我が家は参加しなかった。
ホテルの山側には、バーレボール・テニス場、体育館、スカッシュ場、アーチェリー場、フィットネスルーム、スパなどが備えられている。
ビーチにはビーチバレーコートがいくつか設置されている。
わが家は日差しが柔らかくなる午後4時頃から気の向くままにこれらの施設で汗を流した。
日によって、様々なトーナメントが催され、優勝者には金メダルが贈られる。


★その他

○テレビにはNHKのチャンネルがあり、台風8号や駿河湾沖の地震の情報がリアルタイムで得られた。松本が震度4とは。体験したかった。
○誕生日には、メインレストランでバースデーケーキが用意されGOたちが祝ってくれる。ちょうど美冴の18歳の誕生日が12日だったためサービスを受けることができた。
○メインレストランのオープン時間は朝昼晩と決まっているが、その他にもミニバーなど食事がとれるところはいくつもあり困ることはない。特別な飲み物を除きほとんどがオールインクルーシブなのもうれしい。
○ホテル内に華人向けの卓球台・麻雀室がある。卓球台は人種を問わずいつも利用されていたが、麻雀室はわが家を含め日本人の利用が多いように思えた。でも、ほとんどの時間帯が空室であった。
○毎日午後9時からホールで様々な催しがあった。わが家は初日だけ参加。毎日面白そうだったが2日目以降は遊び疲れで睡眠を優先した。ちょっともったいなかったか。
○ホテル内にはゴルフショップ・ブティック・土産物屋などのショップがある。必要なものはほぼそろうが、土産物屋には当然といえば当然だがインドネシアのものばかりでシンガポール関係のものは一切置いていなかった。
○ホテル内では常にカメラマンが数人デジカメ写真を撮っている。この写真はパソコンで検索でき80,000ルピア(約800円)で購入することができる。
○ホテル内では、現金・クレジットカードとも使えるが現金の場合は3割ほど割高になるという。クレジットカードを登録すればイージーカードが渡されサインだけで買い物ができるようになる。


★最終日

最終日は11時までにチェックアウトを済ます必要がある。わが家の出発は午後7時。でも心配はいらなかった。
チェックアウトの際、替わりのホスピタリティルームの鍵が渡され、そこで出発まで過ごすことができる。わが家のホスピタリティルームは、それまでよりもずっとレセプションに近い豪華な部屋であった。
パパは最後のアーチェリーで最高15点に大当たり。気をよくして空中ブランコに挑戦。昼飲んだワインの量を聞かれ、酔っぱらっていると悟られたが何とかやらせてもらった。でもさすがに、逆さバンザイは無理だと思い、ただ揺られて落ちるだけだったがいい経験ができた。
それ以外の家族はUNOで過ごした。
メインレストランの夕食は通常午後7時からだが、この日はフランス料理のせいか6時半にオープンした。そこであわただしく食事をとり、フェリーターミナルへのバスに乗り込んだ。
フェリーターミナルで出国手続きをして、午後8時15分に出発。来るときのようなトラブルがないか心配したが、時差の関係で予定通り11時ころタナメラ・フェリーターミナル到着。


9日目 8月15日

タナメラ・フェリーターミナルからはタクシーで2台に分乗してチャンギ空港をめざすことにした。
パパと美冴は、ドライバーから行き先を尋ねられ「チャンギ空港の名古屋行きシンガポール航空」と伝えて目的のターミナルに程なく到着した。すぐクラブメッドで一緒だった方々のバスの到着したのでママたちのタクシーもすぐ来るものと思った。ところが30分ほどしても現れない。何かの事故か・・・。するとターミナル内を走るママたちの姿が。チャンギ空港には4つターミナルがあり、違うターミナルに行ってしまったということだった。
チェックインを済ませて、来るときに忘れた芽生の筆箱の行方を捜すことにした。シンガポール空港の案内所で片言の英語で状況や品物を伝えると、受付嬢の方が電話で関係部署と連絡を取ってくれた。その結果、それらしいものがあるが離陸には間に合わないから、セントレア空港で空輸の手配をしてくれという説明を受けた。希望の光が見えた。
出国手続きをして、やり残していた、おみやげの買い物を済ませた。それが離陸の25分前。しかし・・・
土産物屋からゲートまではかなりの長距離であった。うかつだった。おまけに手荷物のチェックなどもこれからだ。あわてていたので、わさび・シーブリーズなどスーツケースに移し忘れ没収されてしまったが、なんとか最後の最後に飛行機に乗り込むことができた。
午前1時(日本時間午前2時)離陸。

シンガポール航空は朝食もおいしかった。和食の焼きサバは絶品であった。
予定通り8時半着陸。入国手続きをして、指示された筆箱の手配をすることにした。JALの担当の方には親切で丁寧な対応をしていただいたが、筆箱の検索番号を間違えたということで確認まで30分以上かかってしまった。他の搭乗者はもう誰もいない。わが家だけ寂しく出口をくぐると、そこには新聞記者・テレビ報道関係者が待ちかまえていた。辺りにはやはりわが家しかいない。断るのも何なので、お盆の海外旅行についてお定まりの質問に答えてあげた。
ようやく駐車場の送迎車で民間駐車場へ。するとエスティマの左前輪タイヤの空気が異常に減っていた。またしてもトラブルか。近くのガソリンスタンドで見てもらったがパンクではないとのこと。空気を補充しただけで松本に向かうことにした。
知多半島道・伊勢湾岸道・東海環状道は順調であった。しかし、お盆のUターンと地震による東名高速の通行止めの影響で土岐JCTからの中央道は断続的な渋滞が続いていた。この影響で2時間近くロスする結果となり、着いたのは午後3時を回っていた。
クラブメッドは、和洋中韓メニューが豊富で、刺身までほぼ毎日出ていたので日本に帰って特に食べたいものはなかったが、山かけ・ミョウガを薬味にした冷や奴・しめ鯖・鯨の刺身などを買い込んで遅い昼食とした。
最終日は、予定通り行かずにどっと疲れが出たがこれも思い出となろう。
芽生の筆箱は18日に自宅に届いた。