日課２０００．１１．１７
いつもより10分ほど早く学校に着くと、いつもうんと早く来ているＫくんが、ベランダでごそごそやっている．何かなと思って近づくと、夏の間育てていたアサガオの鉢に水をやっていた．
「Ｋくん、もしかして、今まで毎日やってたの？｣
「うん！！」
得意げにうなずくＫくんでした．
でも、もう１１月だよ。
かしつき２０００．１１．１４
「せんせい、それなあに？」
「加湿器だよ。｣
「”かしつき”ってなに？」
「ファンヒーターをたくと部屋の中が乾燥して風邪をひきやすくなるでしょう。だから，あんまり乾燥しないように，部屋の中に，水分を飛ばす機械なの。｣
「やったー！ みず、のみほうだいだぜー！！。」
まくらことば２０００．１１．１４
「先生、わたしが何にもしてないのに，○○くんがキックした！｣
「ちがうよ！ぼくが何にもしてないのに，□□ちゃんが悪口ゆったんだよ！｣
大切なお道具 2000.11.11
石ころの大好きなＱ子ちゃん。彼女の下駄箱には宝物の石ころが置いてある。｢これもう，片付けてもいい?｣と聞いてみたことがあるが，ニッコリ笑って{だめ}と言われてしまった。
さて，算数の時間，ふと見るとＱ子ちゃんの数図ブロック(おはじきに代わって使われている)のケースの中に石ころがごろごろ入っているではないか。
「Ｑ子ちゃん，いくらなんでも勉強の道具の中に石ころ入れないでちょうだい。｣
｢ちがうの。Ｑ子ねえ，ブロックなくしちゃって足りないからその分石ころ入れてるの。」
そうだったのか！ やるなあ。と思いながら他の子の様子を見に行くと，Ｃくんが机の上にえんぴつを何本もバラバラ出しっぱなしにしている。
「Ｃくん，えんぴつは使ったらすぐ片付けないとなくなっちゃうって，いつも言ってるでしょ!!｣
「だってぼく，これで(たしざん)やってるんだもん。」（Ｃくんもブロックを無くしてしまったようだ)
もう，子どもたちが計算しているときは，なにも言うまい。
わたしのつくったカレンダー２０００．１１．１１
「12月のカレンダーを作りましょう。12月ていったら何があるっけ?」
「クリスマス｣ 「サンタ」 「プレゼント」 「クリスマスツリー」
「そうだね，クリスマスがあるよね。じゃあ，クリスマスのほかに何があるかな?｣
「クリスマスケーキ」 「トナカイ」・・・・・・
（だから，クリスマスのほかだってば)
「ゆきだるま」 「つらら」 ｢スキー｣ 「ボード」 「スケート」
｢そうだね，いろいろあるよね。その中から何か一つ選んでかくと12月らしいカレンダーができるよね。｣
｢ぼく決めたー!!! ポケモンかく!!｣
「・・・・・・・・」
正義の味方２０００．１１．１１
休み時間に職員室でコーヒーを飲んでいると，｢おじゃまします！」 とＤくんの声。（おいおい，｢おじゃまします｣じゃなくて｢失礼します｣でしょうが）
Ｄくんは職員室に飛び込むと大声で｢教頭先生！ 教頭先生！ 大変です！」 職員室に一瞬緊張が走った。何人かの先生が立ち上がった。誰かが怪我をしたのか，窓ガラスが割れたのか，それとも・・・「教頭先生!ぼくたちの組の○○君のポケットに，あめだまが入っていました!!｣ 教頭先生は少しあきれて，｢そりやあ大変だ！ あとで担任の先生にもお話してくださいね。｣ 「はい！」 正義の味方Ｄくんは，胸をはって職員室から出て行きました。
ドレミファソ２０００．１１．１１
「先生，あのねえ，ぼくたちね いつも帰り道○※□の駐車場に向かってしょんべんするんだよ。順番も決まってるだ。ぼくが ド でね、 ○○くんが レ でね， △△くんが ミ でね、※※くんが ファ でね、 □□くんが ソ でね、 そんでね，ドーレーミーファーソーって歌いながら，自分の順番のときにしょんべん出すだ。」
